テレワークの健康上の注意点と対処法とは?

テレワークの落とし穴

新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入している企業も多いと思います。しかし、これまで日本ではテレワークを積極的に採用してこなかっただけに、テレワークの導入にあたってさまざまな問題も出てきています。その一つに労働者の健康問題があります。

 

健康上の注意点とは?


テレワークは在宅で勤務を行うことが多く、労働者からすれば通勤にかかる時間がなくなり、自由な時間ができるというメリットがあるため健康上の問題はないと考えてしまいがちですが、実はそうとも言い切れません。以下ではどのような注意点があるのかということについてチェックしていきましょう。

・長時間労働

先程も述べたように、テレワークは在宅勤務になるケースが多く、このため管理者が労働時間を管理することができなくなってしまうこともあります。また、集中力を欠いてしまったり、コミュニケーションが不足したりといったことでプロジェクトの進行が遅れるケースも少なくはありません。こういった環境からテレワークは長時間労働が発生しやすい環境となっているため、これまで以上に適切に管理する必要が出てくるのです。

労働時間の管理は企業の責任であり、仮に労働者が黙って残業をしていたとしても、それを適切に管理できていない企業に問題があると法律ではみなされてしまうのです。

 

・精神的ストレス

在宅勤務ではプライベートな空間と仕事の空間が一つになってしまうため、「仕事とプライベートを切り分けたい」と考えている労働者にとっては大きなストレスになるかもしれません。作業環境も多くの場合自前で用意したデスクや椅子で行うことが多く、これによって腰痛やストレスが発生してしまうこともあるでしょう。

また、ビデオ通話ツールなどを導入しているとはいえやはり同じ空間で仕事をするケースに比べてコミュニケーションが希薄になってしまいます。このコミュニケーション不足から精神的ストレスを抱え、健康被害を起こしてしまう可能性もあります。

 

 

健康管理のための自宅作業環境のコツとは


上述のようなテレワークの健康問題を避けるためにも、自宅の作業環境を快適に集中できるものにする必要があります。例えば、以下のようなポイントを押さえておくようにしましょう。

 

・作業スペース

PCやデスク、椅子を設置する場所は、10立方メートル以上確保することが推奨されています。一般的に天井の高さは2.5メートル程度であるため、少なくとも縦横2メートルずつ程度のスペースを確保しましょう。

 

・照明

クリエイティブな作業を行う労働者は暗い環境を好むといいますが、最低でも300ルクス程度の照度は確保しましょう。

 

・室温

気温は17度~28度程度、湿度は40%~70%程度の環境で人間は快適に感じるといわれています。在宅勤務によって電気代を気にしてしまい、夏場や冬場に空調を利用せずに作業をすることは避けましょう。

 

・机、椅子

机や椅子の配置は、以下のポイントを押さえるようにしましょう。

・上腕は垂直、肘は90度以上

・画面は目線の高さよりも下

・ディスプレイと顔の距離は40センチメートル以上

・椅子は足の裏全体が床に設置する程度のもの

・デスクは60~72センチメートル程度の高さがあるもの

 

・その他

その他、窓や換気扇などによって換気できる設備を設けることや、パソコンの照度を明るすぎない程度にする(500ルクス以下)にすることも重要です。

 

 

テレワークでの健康管理に効果的なこととは?


以下では、テレワークを行う際にすぐに実践できる効果的な健康維持方法についてご紹介していきたいと思います。

・深呼吸

深呼吸の方法は様々ありますが、最も覚えやすいものとしては4秒呼吸法というものがあります。4秒かけて鼻から息を吸い、4秒息を止め、8秒かけて鼻から息をゆっくりと吐くというものですが、一日数回行うだけでリラックスすることができます。

 

・運動

通勤する必要がなくなると、急激に運動不足になってしまいます。ウォーキングやランニングの時間を確保し、適度にストレッチを行うなどして運動を行う習慣をつくりましょう。

 

・目の疲労を和らげる

デスクワークの時間が一日の大半を占める場合、目に疲れが溜まっていると感じる方が多いのではないでしょうか。ブルーライトカット機能のついたメガネを装着したり、入眠前のスマートフォンやPCの利用を控えたりして目の疲労を取るように心がけましょう。

 

 

まとめ


今回は、テレワークを行う上で発生する可能性のある健康問題やその健康被害を緩和するための方法をご紹介してきました。意外かもしれませんが、テレワークによって精神的なダメージを負ってしまう「テレワークうつ」という言葉も出ているくらいです。新型コロナウイルスの波を乗り切るためにも、健康維持方法を身につけておきましょう。

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